今年もあと2ヵ月で一年の終わりを迎えます。
枯れたように見える八ヶ岳の木々も、水や養分を葉先に送り続ける重労働から解き放たれて、春への準備の為に静かな眠りについているように見えます。
「最初は夏が良いと思っていたのに、住んでみると冬が良いんだよ。山はきれいだし、静かだし、何もしないでいる1日がとても豊かに感じるんだ」。
八ヶ岳に移住した多くの方々がこのような感想を持たれるのです。
24時間営業や365日オープンなど、暮らしの多様化に合わせて、様々なサービスが生まれ、ドンドン便利になっていくのですが、果たして、便利になった分、幸せになったのかいつも不思議に思います。
立川志の輔の落語の枕で、洗濯や炊飯が重労働だった時代のお母さんが、白物家電の登場で全部自動になったけど、お母さんは相変わらず忙しい。
「あの時間はどこへいっちゃったのよ!」と叫ぶシーンを思い出しました。
たまには「やることリスト」を放り出し、なーんにもしない日を頑張って作ってみては如何でしょうか?