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田植え前の代掻き(長野県 富士見町)

田植え前の代掻き(長野県 富士見町)
季節のお便り 2021年3月・4月

春になればしがこ(氷こ)もとけて
どじょっこだのふなっこだの
夜が明けたとおもうべな

富士見町の田んぼの代掻き写真を見て最初に浮かんできたのがこの歌です。
元々は東北地方のわらべうた(民謡)のようですが、
世の中の暗鬱たる気分を吹き飛ばしてくれるような気持ちになりました。

ここで少しだけ農業知識です。
田起こしは春先にする最初の仕事。土を掘り返して肥料を混ぜます。
代掻きは水を張った田んぼの土を攪拌して苗が均等に着地するように一定の高さに調整します。
昔はこれを牛や馬の力を借りながら手作業でやっていたと思うと頭が下がるばかりです。
お米一粒は農家の汗と涙の結晶だ!ご飯を残すとお袋に良く叱られました。