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超低速特急を楽しむ裏技

中部横断道が出来て、静岡側の甲信地区へのまなざしは熱い物があります。
一方で、山梨側は余り盛り上がりを感じませんが、私はかなり盛り上がっています。
双葉JCTから清水JCT迄は75km程。おおよそ1時間強でのアクセスです。これまで、52号線で3時間近く掛かっていた事を思えば、早くなりました。
八ヶ岳から静岡市内も2時間見ておけば大丈夫です。東京より遙かに行きやすくなりました。

一方で、身延線を走る『特急ふじかわ』は日本一遅い特急といっても良い程遅いのです。
身延線は88km程ですが、ここを丸々2時間かけて走っています。平均速度は44km/h程。
富士駅では進行方向を変えて、東海道本線を静岡まで走りますが、ここでは110km/h走行するので、同じ車両とは思えない変化があります。
で、この『特急ふじかわ』を楽しむ裏技をご案内します。(以前もちょっと書きましたけど)

この『特急ふじかわ』は3両編成。1号車だけが指定席です。グリーン車はありません。
ところが自由席の2号車3号車の片隅にテーブル付きで4人掛けのソファ席があるのです。
で、なぜかこの部分指定席なんですね。だから、勝手に座っていると車掌さんに『ここは指定席ですので』と移動するように言われます。
しかし、券売機でどう操作しても、この部分の指定席は出てきません。1号車のみ。

このコンパートメントのような席ですが、4人座ると窮屈ですが、2名利用だと脚が伸ばせて至極快適。
しかもテーブルで宴会も出来ますし、PC出して仕事も出来ます。(結構大きなテーブルなんです)
正直なところ、身延線は山が迫っていて、眺望が楽しめる路線では無いために、2時間の乗車時間は結構退屈なんです。(静岡駅までだと2時間20分程度)
なので、このテーブル付き席はグリーン席に匹敵する特等席なんです。

で、このコンパートメント席の利用方法ですが、車掌さんに確認をして、私も使ってみました。
券売機では買えないそうで、駅の有人窓口での発券が必要とのこと。沿線ですと甲府駅、富士宮駅、富士駅、静岡駅での発券が可能。
発券時に『コンパートメント席希望』といえばOKです。
しかも、殆どの方がこの席の利用方法をご存じないため、一人での利用も出来ます。(相席可能性はほぼ皆無)
是非、使ってみて下さい。激遅特急が楽しくなります。

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