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富士見高原(長野県 富士見町)

富士見高原(長野県 富士見町)
季節のお便り 2016年9月・10月

写真は富士見高原「鹿の湯」付近の紅葉です。

小倉百人一首に在原業平の「ちはやふる神代もきかず竜田川からくれないにみずくくるとは」があります。

日本人の豊かな美意識を感じさせる歌で、「山を彩る紅葉が竜田川の川面に映える様は、唐から渡来した鮮やかな紅色が、くくり染め(絞り染め)のようにところどころ散らされており、この美しさは神代にもなかったであろう」の意だと思います。

落語の古典で「ちはやぶる」と言う噺があり、知ったかぶりのご隠居が歌の意味を無理やり解説するのを聞いて歌を覚えました。相撲取りの竜田川が花魁の千早に振られて、妹の神代も話を聞いてくれない。ショックで廃業後豆腐家をしていると、「おからをくれない?」と女乞食が出てきて。。。

ご興味があればユーチューブでお楽しみください。

それから小倉百人一首は京都の小倉山の山荘の襖のデザインを依頼された藤原定家が飛鳥時代から鎌倉時代迄の歌を選んだのが始まりだとか。

襖のデザインに歌を入れるなんて格好いいですね。

我が家の破れ障子に貼っても。。。だめかなー。