写真右に枝を落とし樹皮を剥いだ大きな木が一本天に向かって独立していいます。
これは日本の三大奇祭の一つ、長野県の諏訪大社で7年に一度行われる御柱祭(おんばしらさい)の名残です。
諏訪大社は日本最古の神社の一つ。上杜と下杜の二杜、各杜に二つの宮があり、形四つの宮の境内の四隅に樹齢150年以上、直径1メートルのもみの木の柱をうち建てるのです。
諏訪の森で育てられた大木16本が切り倒され、町の中を曳いて練り歩き、各宮にうち建てられる。そのプロセス全体が数ヶ月に亘る大きなお祭です。
7年目毎、寅年と申年に行われるお祭りで、次は来年です。
地元では通りに面した家々は誰にでも料理やお酒を振る舞うので、お金も掛かり、祭りの年は結婚式や家作りが少ないと言われています。前の祭りの柱が下賜されると、担当した集落のどこかに移設されますので、小渕沢の隣り、富士見町あたりをドライブしていると目にするかも知れません。
一度逃すと6年待たなければなりません。後の祭りにならないように、来年のお休みを壮大なお祭に合わせて計画されては如何でしょうか?