公開日時:2020年08月05日(4時46分)
先日、AMDのRyzen搭載PCをお奨めしましたが、一点要注意。
オルケアで基本的にビジネス用途(プレゼン資料作成などもやらない)の利用においても、8GBのメモリでは基本的に厳しいです。何台か、8GBで運用してみましたが、みんなダメですね。結局16GBへ載せ替えです。
ちょっと大きめで複雑なエクセルファイルや、何かを複数開くとメモリ不足の表示が出たり、待ち時間が長くなったり。
メモリが足りずに、HDDなどへデータ回避が行われると、がっつり速度が落ちます。近年はSSDなどを使っている機種も多いですから、メモリ不足は致命的な速度低下につながります。
ただ、購入時にメモリを増やして買うと、これが結構高い。多分、何処のメーカーも、ここで利益を出そうとしているように思います。
とりあえず8GBで購入して、自分で増設が最も安いです。かなり価格的に戦略的なドスパラのパソコンでも、8GBが標準の機種を16GBにするだけで1万円upです。他社はもっと高いです。
ご自身で16GB(8GBを2枚セットが多いです)にする場合だと、大体7500円前後でしょうか。
折角、増設するなら32GBにした方が良いです。15000円ほどで増設できることが殆どなので、是非お奨めです。グイと早くなりますし、快適です。
昨今、珍しくなくなってきたSSDですが、これも中々難しい部品です。
安物は1~2年で昇天する物が結構あります。オルケアでも、10台くらいSSDを同時期に入れた事があるのですが、これがまぁ安モンでして。(私が選んだ物ではなく、PCに入ってきた物)現在1年少々ですが、2台ダメになりました。
SSDはかなり熱を持ちますし、品質が大きく物を言います。私の場合は、PCを購入後、内蔵SSDのクローンを作成し、一流メーカーのSSDにデータを移し替えて交換しています。
特に、近年普及が始まったM.2という基盤直結タイプは、本当に発熱が凄い。ヒートシンク付きが良さそうです。(このヒートシンクも鍛造の方が放熱が良いそうです。驚きました)
ハードディスクと違って、SSDは突然死しますので、高耐久なメーカー製を使いたいところです。
SSDのM.2は、早い物ですと3500MB/秒というぶっ飛びデータ速度ですから、一度使い出すと止められません。これまでのハードディスクは最新型でも200MB/秒出る物は希有です。100から150MB/秒が一般的です。2.5インチハードディスクと同じような外観のSSDは1000MB/秒程度です。それでも劇的に早いですが、M.2はさらに早い。Windowsの起動だって、早い機種だと10秒以下です。(スリープ起動じゃ無く、電源ON起動です)驚きます。
ただ、M.2はマザーボードに直結なので、古いパソコンでは、その端子が無いので使えません。マザーボードの仕様を良く確認して購入しましょう。
10年くらい前から数年前迄は、ちょっと性能的に伸びないなぁ…と思っていましたが、この2~3年で、劇的にPCが変わり始めています。
グラフィックの性能は、もう行き着くところに来た感じもあり、4Kでプレイをしない限りはハイエンドは不要になってきました。HD画質なら2万円くらいの普及価格帯のグラフィックボードで十分遊べます。
それ以外の部分については、M.2の登場やCPUの劇的な性能向上で、様子が変わり始めています。あのまどろっこしい、Windowsの起動も過去の物になりつつあります。