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味わい深い湯島の夜

湯島は、本当に名店と言われる酒場が多いエリアです。でも、機会が無く殆ど出歩くこともありませんでした。出張帰りに飲みに行くには少々新宿から遠いですし…
今回は、東京三大居酒屋の一つといわれる『シンスケ』へ行ってみました。(大塚の江戸一、鶯谷の鍵屋が他の二件らしいです)
近年、建物ごと建て替えたようでして、建物は新しいのですが、店内は良い雰囲気の木造です。眼光鋭い大将と4代目の若大将が店を切り盛りしています。カウンターは十数人座れる大きさ。テーブル席も多く、全体では40名くらいは余裕です。
なんと言っても大正時代からのお店らしく、関東大震災の時に、当時酒屋だったこの店を助けてくれた、酒問屋のご主人の名前をとって『シンスケ』となったらしいから、すごい話。震災後、食べ物も出してほしいという声に応えて、居酒屋になっていたそうな。
戦中戦後、酒が無い時代にも、秋田の両関さんだけが、安定して酒を出してくれたらしく、日本酒は両関のみ。今回は、両関の樽酒がありました。お燗は、湯船でじっくりと。温度のわがままもきいてくれます。

いいのが、サッポロの瓶ラガービールがあるのです。しかも、若大将がこだわって作ったという専用グラスで出てきます。これがねぇ、美味しいんですよ。
肴が美味しいのは言うまでも無し。刺身も良かったですし、煮物や焼き物も文句なし。お値段も良心的。
一人で、ゆっくりと自分の時間を楽しめるお店でした。

想定外の事件もあり、一軒で深酒したので、はしごは無し。次回訪問時は、『玉善』『彩とう』『あおもり湯島』なども巡りたいですね。『黒門亭』で落語を楽しんでからでも良いですねぇ。
一筋外れますと、上野の歓楽街ですので、遭難に要注意ですが、湯島側は落ち着きが有り、のんびりとお酒が楽しめるエリアだと思います。

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