デッキの掛け替えを考えてみる

夏が近づくと、ご相談を戴くのがデッキのリフォームです。特に木製デッキの傷みに関しては、頭を悩ませていらっしゃるオーナーさんが多いと思います。
★毎年ペンキを塗る  ★シートをかける  等々、いろいろな情報が飛び交っていますが、ハッキリ言えば、使う素材を間違えてはいけない!! ということに尽きます。
リフォームのご相談を戴き、お伺いすると、朽ち果てたデッキは、9割以上がベイマツで組まれた物です。あとは杉材。
ベイマツも杉も、住宅建築ではポピュラーな材料ですが、それは雨風が直接当たることの無い、建物内で使用した場合です。
屋外暴露環境で使用する材料ではありません。→だから、毎年塗って保護するんだよ。 …という声が出るのですが、根本的に違います。塗料はあくまで表面の保護でしか機能しません。木材は着実に割れますし、表面劣化のスピードはもっと速いです。しみ込むタイプの塗料(キシラデコールに代表される)であっても、表面から何ミリも入っていく物ではありません。

じゃ、どうすんのよ。といわれますが、まずは使用材料を考えるべきです。デッキに好適材といわれる材料にはいくつかあります。価格順に幾つか例を挙げてみましょう。
1.国産杉赤身の防虫防腐注入加工材 
2.ウェスタンレッドシダー材(WRC材)
3.ヒバ材(米ヒバも含まれます)
4.国産檜の赤身材(白身は屋外では使い物になりません)
5.エステックウッド
6.人工木材(樹脂など)
オルケアでは1.国産杉赤身の防虫防腐注入加工材 もしくは 5.エステックウッド の採用が多くなっています。3年くらい前までは、WRC材が主流でしたが、価格高騰が激しく、以前は高かった防虫防腐注入加工材の方が安くなっています。

この防虫防腐注入加工材というのも、実はくせ者で、いろいろな種類が流通しています。
ホームセンターでも、怪しげな緑色をした防虫防腐加工材を売っています。しかし、基材の多くは栂材でして、杉より腐りやすく、薬剤も表面だけというのが殆どです。価格も安いので、安く請けていると思われるリフォームでよく使われています。これは、シロアリ対策に作られた材料でして、屋外での防腐には使えません。内部まで注入加工されていませんので、一度腐り出すと、あっという間に腐ります。
オルケアでは、製材後約一週間かけて、専門工場で防虫防腐処理をかけた材料を使用しています。(実は、山梨県には、この防虫防腐加工を専門に行う工場がありません)デッキの床材ならば芯まで薬剤が浸潤して、色が変わっています。12cm角の大引きなどに使う材料でも、途中でカットしても同じように、ほぼ芯までしっかり薬剤が入っています。重さも、大工さんがいやがるほどで尺梁と変わんないよー!!と言われるほどです。
同じく防虫防腐材といわれますが、中身は全くの別物です。

価格は高いのですが『エステックウッド』も要注目材料です。鉄並みに伸縮が少なく、屋外暴露で50年以上の耐久性を認められた唯一の天然木材です。薬剤に頼らず、窒素の中で蒸し焼きにした木材で、すばらしい耐久性を誇ります。我が家でも、耐久実験していますが、驚きの耐久性です。
東京でも、豊島区役所の外装など、いろいろなところで目にするようになりました。デッキ材としては、トゲの心配も少なく、理想的な材料です。

材料別の無料お見積もりもしております。お気軽にお問い合わせ下さい。

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