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旅行業界のカラクリ

昨日は【外壁塗装の改修紹介サイト】の話題を取り上げましたが、今日は旅行に関して。(G.W.前に書けよ…と言われそうですが、気にしない気にしない)
私は、一時期道後温泉で70数室の温泉旅館の支配人をやっていたことがあります。このときに、旅行業界の闇というか、日本の温泉旅館が潰れていく仕組みを目の当たりにしてきました。
温泉旅館に限らず、ホテル関係でもそのまま当てはまります。旅行代理店の存在です。多くの消費者は、旅行代理店を通して予約を取った場合に取られる手数料の割合を軽く考えています。アンケートをとれば、殆どの方が10%以下と答えるのではないでしょうか。ここで、どの位かを明記しちゃうと問題があるので、控えますが想像より遙かに高い手数料を取られます。もう少し書くと倍では足りぬ、まだ上です。
楽天トラベルとか、ネット系は安いでしょ…と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。最初は安かったので、自社集客が難しい地方の独立系宿泊施設が飛びつきましたが、途中でガーンと料率が上がり、横並びとなりました。
昨今、【東横イン】や【スーパーホテル】等と言った全国チェーンがあちこちに進出していますが、これらのホテルは自社の予約サイトが一番安くなっていて、代理店経由が高くなっています。主流の顧客を自社集客し、手数料相当分を利益にして、進出原資や利益確保に回している、新しいビジネスモデルが成功していると言えるでしょう。

まっとうな宿泊施設ならば、直接予約のお客様を一番に、サービス内容も良いものに出来るだけの十二分な原資が出る訳ですから、扱いが変わって当然だと思います。所が、未だに旅行代理店経由の予約が大半を占める国内市場では、代理店経由に力を入れて、それが一番お得な内容にして、集客をしている施設が殆どです。(特に旅館系)
私は、宿泊施設を探すときには、直接予約に力を入れている所を探します。(当然ですが、その施設の代理店経由のプランと比較もします)同じ1万円で泊まるにしても、1万円がそのまま宿泊施設に渡るのと、8000円以下しか渡らないのとでは、大違いです。
旅行代理店を否定している訳ではありません。飛行機とセットになったような場合は、旅行代理店の出番だと思っています。私も、出張等で利用しています。同じ、羽田-千歳とかでも、混む便は高くなりますし、空いている便は安くなります。致し方ない場合を除き、出来るだけ安い便にして、平準化に協力できる点も大きいです。
単純に宿泊だけ…と言うときは、宿と直接やりとりの方が良いと思います。

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