漸く春めいてきて新しい年が始まったような気がします。
今年の干支は?と聞けば殆どの人は「ひつじ」と答えられると思います。
でも、もともとは植物の生命の変化を表すのに用いられてきた事はご存知でしたでしょうか?干支の「千」とは植物の幹や根を表し、干支の「支」は枝や花を表すそうです。千は甲・乙・丙・丁…と続く10段階と、支は子・丑・寅・卯…と続く12段階で、この組み合わせの最小公倍数として60パターンに、還暦の本赴還りも、そこから来ている訳ですね。
今年は乙末(いつび)の年。植物で言うと様々な抵抗があって、芽がまっすぐ伸びていない形の「乙」という字と、木の上に一本棒があるので、枝葉が繁茂して暗いを表す「未」という字の組み合わせの年だとか。干支の年の読み方としては、物事を曖昧にしないで、整理整頓して足元を明るくする年だそうです。散らかしっぱなしの我が家も足下から掃除と始めることにしましょう。
※写真はメジロです。わかりやすいですね。枝にいる複数のメジロはその体を押し合って並ぶことから、目白押しという言葉ができたそうですよ。