公開日時:2025年07月19日(17時52分)
今日は『土用丑の日』らしいです。
世間では鰻を食べる日となっておりますが…つくづく日本人は同じ日に同じ物を食べる風習が好きなのか…と思います。
近年では恵方巻きなる物が流行っていますし。
私は全くこの手には興味が無いので、毎年『ふぅ~ん』で終わっております。
特に、この『土用丑の日』に関しては、完全スルーです。
『土用丑の日』のせいで、鰻の旬を勘違いしている日本人が殆どだと思うのです。
平賀源内が夏バテ防止に…という話しは皆さんご存知でしょうけど、それが『鰻の旬』に何処かで結びついているようで…
残念ながら鰻の旬は初冬です。年越し頃が一番ウマいと言われています。
殆どの方は『は?冬に鰻??』ってなっているように思います。
あの、脂がのりきった鰻の旨さをご存じないとは…人生、損してますよ。
夏痩せした(これ本当です。養殖だって、夏の鰻は身も薄め)鰻とは違う、丸々としてふっくらしたのは冬の鰻。
これ、これからチョットしたピークを迎える『穴子』だったら、話しは違ったかもしれません。
これからお盆にかけては、穴子は美味しくなります。
冬の穴子に比べると、脂は少なめでサッパリしていますが、寿司などには良い時期です。
なんと言っても香りが良い時季です。
沼津の『双葉寿司』さんでは、軽く味の入った煮穴子を、オーダーごとに炭火で炙って出してくれます。
職人技で薄く切られたキュウリと戴くと……あー、堪りません。食べに行きたい。(暇が無い(>_<))
近年『旬』と言う言葉が空回りしている様な気がします。
特にお魚に関しては、漁獲量も減っていますし、海も急激におかしくなっているので、一般の方にはますます解りにくい時代かもしれません。
まして養殖物になれば、年中美味しい物が出回るので、ますます解りにくいです。
でも、鰻に関しては結構顕著に差が出ます。冬に美味しくなる以上に出荷量が減るので、太ったのが出やすい……といわれれば、何とも言えませんが。
私などは釣りもするので、魚の旬には敏感になっていると思いますが、家族が知っているかというと、甚だ疑問です。
でも、この鰻の騒ぎは『何だかな~』と思わざるを得ないです。