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LNG燃料のフェリーに乗りました

チョットした用事があり、九州別府から大阪南港へのフェリーに乗る機会がありました。

九州と関西を結ぶフェリー路線は、7路線ぐらい有るのですが、
いずれも12時間程度の所要時間で、発着地が違うくらいで、内容に大きな差は余り見られません。

今回、この路線に乗りたかったのは、2023年1月に就航したLNGを燃料にする船が走っているからでした。
これ以外では大洗から北海道への路線で今年からLNG船が就航し、2路線になりましたが、それ以外は全てC重油を燃料にした船となっています。
環境に優しいと言われているLNG船ですが、私が体験したかったのは音や振動の面で違いがあるのか…という所です。

九州と関西を結ぶ路線は、流石に人気があるようで、木曜日の夕方出港の船ですが、満車でした。
団体で乗船される方も多く、ほぼ満室だったのでは無いかと思います。
早めの予約が必要に感じました。(私は3週間前に予約)
車の乗船も結構時間がかかるので、出港1時間前までに港に行くことは必須だと思います。
私は1時間半前に行きましたが、既に7~8割の車両が待機していました。
盛況ぶりにビックリしました。

乗船したときには余り解っていませんでしたが、客室に入った瞬間解るのが、船内が静か。
フェリーって、高層階でも、エンジンの唸り音が結構響く印象がありましたが、それがありません。
エンジン音は、ほぼ無音。多少の振動は感じますが、それも半分以下だと思います。
デッキにでて、煙突を見ても黒煙は無く、目に見える煙状の物は見えませんでした。
動力性能などは、操船しているわけではないので、解りませんが、船内の快適性は極めて高いです。

船内ですが、新しいだけに綺麗なのは確かですが、食事の内容やサービスなどは昭和から余り変化を感じません。
大きく変わったのは客室。
雑魚寝部屋は無くなり、全て個室・半個室となっています。
私はチョイ贅沢な、水回りが部屋にあるシングルに泊まりましたが、広くはありませんが、十分な部屋でした。(スーペリアシングルという部屋)
しかし、難点はベッドが進行方向に対し横向きなため、舵を切る度に傾きを大きく感じ、目を覚ますことが多かったです。
あと、早寝を決め込んでいたのですが、22時半まで、船内案内のアナウンスが大音量で部屋のスピーカーから入る事。
せめて21時頃までにしてくれればいいのに…売店の閉店までアナウンスは絶対要らない。

そんなので、若干寝不足ではありましたが、静かになり快適度は大幅にアップしたと思います。
船内案内図を良く見てベッドの向きは確認した方が良いと思います。
(船のベッドは、基本進行方向に寝るもんです)

九州へ車で行くときは、約500kmをワープできるので大きな選択肢になるフェリー航路だと思います。
LNG船は快適度が大きく違うと思うので、是非お試し下さい。

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