ご夫妻とご主人の妹様の3人で別荘を建築されたKR様ご一家。広々とした空間や陽の取り入れ方にこだわった建築事例です。
八ヶ岳での別荘建築を決めた「きっかけ」
現在はアメリカで暮らすKR様ご夫妻、ご主人は登山がご趣味で、日本にいる頃には南アルプスや八ヶ岳によく出かけていたそうです。とりわけ八ヶ岳の雰囲気には以前から憧れがあり、東京に暮らしの拠点を移すことが決まってから、「八ヶ岳に別荘を」と考えるようになったとのこと。奥様は登山には縁がなかったものの、以前立ち寄った八ヶ岳で農産物や特産品の質の高さに驚かれ、八ヶ岳での暮らしを思い描くきっかけになったとおっしゃいます。一方の妹様は数年前から楽しんでいる登山をきっかけに、八ヶ岳〜信州にご興味をお持ちでした。天候によって計画を変えるのではなく、良いタイミングで山に登れる環境を望んでいました。三者三様の経緯ながら、自然と八ヶ岳が選ばれることになりました。
八ヶ岳に住む人の、感性や生活思考に共感したことも大きかったとご一同はおっしゃいます。「農園をやっている方、コーヒー屋さんをやっている方、セラピーをしている方。お蕎麦屋さん、パン屋さん、接骨院さん、音楽家の方やその他たくさんの方にお会いしてお話しをしてきましたが、どの方も個性があり、生き方にこだわりを持っているように感じます。健康志向で、八ヶ岳の自然に癒されながら暮らす様子をみて、エネルギーを得たと思います」とご主人を話して下さいました。
オルケアに建築を依頼することになった経緯
最初はインターネットで八ヶ岳の別荘・山荘・建築について情報を集めたというご主人。写真や、Webサイトに掲載されている建築のコンセプトなどをみて、数社をピックアップ。横浜にお住まいの妹様には山行に合わせて現地で情報収集をしてもらいながら、東京へ出張の折にはご一同で八ヶ岳を訪れ、依頼先を絞りました。その中で最も対応が丁寧だったオルケアにご決断して下さったというご一同。その理由を伺うと「何を聞いても、ちゃんとした答えが返ってくるところが、他と大きく違いました。建築に関することだけではなく、生活全般や手続きのこと、家具の選び方から食べ物に関することまで。伊藤さんの知識量には驚きました。」と答えて下さいました。
お住まいについて、工夫した点や気に入っている点について
35年間アメリカで住んだ家は全て「北向きで明るい家」だったというご夫妻。詳細を尋ねると奥様がご説明して下さいました。南からたくさんの光を取り入れた方が良いと考えがちですが、実際には、南向きの窓は光が強すぎて景色が綺麗に見えないとのこと。「日差しも強すぎて季節によっては室内が暑くなりすぎます。なのでリビングは北を向いていて、南側から充分な採光ができる明るい家、というのがアメリカには多くて、そういう家を気に入って住んでいました。」
リビングの反対側から充分な光を入れるとなると、南側の高い位置に大きな窓が必要になり、自然と建築自体も大ぶりなものになります。「北向きで南からの採光というのが、アメリカで暮らしてきて慣れてしまった居住空間なので、そこにはこだわったんですが、どんどん家が大きくなってしまいました(笑)」とご主人。リビングの中心にある北向きの大きな窓にテラスと、その先に見える美しい木々。南側2階通路沿いの窓と、東西に設けた窓から差し込む光が、KR様邸の最大の特徴である「北向きの明るい家」を実現しています。
これから八ヶ岳に家を建てようと計画している方へ
最初に「水抜きが要らない点は、重要だと思います」とご夫妻。周囲の方からよく話題に上がるのが「水抜きの面倒さ」だとおっしゃいます。「来る時も帰る時も、水抜きの手間が要らないというのは、ありがたいことだと住んでみて分かりました」。また、「建築が始まってから、オルケアの工事監督の方には、何でもかんでも相談して、お世話になりっぱなしでした。」とご一同。「こちらでは対応の難しい問題にも、本当に親切にフォローして頂きました。住み始めてからも、オルケアさんの家族的なサポートは変わりません。良い建築会社と良い関係を築くことが最も大事だと思います」とお話して下さいました。