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演歌 日本人のルーツ?

上野発の夜行列車降りた時から。。。

学生時代には演歌は全く興味がなく、ジャズだ、ブルースだ、ロックだと洋楽専門だった。古い表現だが「バターくさい」ものを追いかけていた時代だったと思う。ところが、還暦を過ぎて運転中などに気が付いたら、鼻歌を歌っている。。。しかも歌がなんと演歌!小さい時から親がラジオやTVで聞いていたので、日本人としての擦り込みが出来上がっていたのだろう。
しつこいようだが、もう一度!

上野発の夜行列車降りた時から 青森駅は雪の中 北へ帰る人の群れは誰も無口で 海鳴りだけを聞いている

作詞は三木たかし、作曲は阿久悠。名コンビの名曲で、歌が伝える情感は石川啄木の俳句にも似ている。

ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きに行く

(雑踏の上野駅から沈黙の青森駅迄、電車も通じてるなー!)

津軽海峡

で、この演歌の題名が「津軽海峡冬景色」、津軽海峡と言えば最近のニュースで一つ驚いた。津軽海峡には公海が存在し、外国船は無害通航権があるという事実。知らなかった!そもそも日本の縄張りはどこからどこまでなのか? 領土・領海・領空に関する教育をあまり受けてこなかったのであやふやだ。

領海は海岸*から12カイリ(約22キロ)迄。

*実は海岸ではなく、専門的には「基線から」なのだが、これを説明すると話がややこしくなるので、少し乱暴だが海岸として話を進める。

そこから更に12カイリ(海岸から44キロ)が接続海域=沿岸国が定める水域で日本の領土=領海ではないが、いきなり領海に入ってこられると困るので、「何の目的で近づいてきたの?」と相手に問いただすゾーン。その外側に176カイリ(海岸から200カイリ、約360キロ)がEEZ、所謂「排他的経済水域」がある。でもこのEEZだって今から35年前に国連で決めたことだから概念としては極めて新しいと思うので、いざこざも多いわけだ。西ノ島の新島のようなのが出来ると領土やEEZにも関係するから、それはそれは大事なのだ。ついでに領空も同じように領海の線の上空が領空で、その外側に防空識別圏がある。

空の場合はどこまでの高さが領空なの?と言う疑問が出てくるが、人工衛星の最低軌道迄らしい。無限の宇宙に縄張りの線を引くという。。。空恐ろしいというか、情けないというか。。。

もう一度演歌に話を戻して、山荘のお引渡し依頼親戚のようにお付き合いをさせて頂いているお客様で、お医者様から聞いた話。

その方が何十年も前に医局勤務の頃、都はるみの『北の宿から』が病院内で流行っていたそうだ。「着てはもらえぬセーターを涙こらえて編んでます。。。」と言うくだり。同期の医者仲間の先生が口ずさんでいた替歌が、

編んではもらえぬセーターを寒さこらえて待ってます

お後が宜しいようで。。。