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良質で値頃感のある中古車が高騰中

不景気、円安の影響がここにもしっかり出ていることを実感しました。
中古車が少ない。
少ないと言うことは、質が良く、お買い得もグッと少なく、皆無と言っていいほどになっています。

ここ最近、何人かの中古車ディーラーや業界関係者と話すことがあったのですが、
良い玉が極端に出なくなった…と言うのは共通した認識でした。
これまで、定期的に車を入れ替えていた層が無くなった。
あっても、入替のインターバルが長くなり、年式が落ちるようになった。
新車が高くなり、新車を買っていた層が高年式中古に流れ始めた。
皆さん、この様な事を言っていました。

維持に条件が厳しい大型乗用車などは、まだまだ一定の供給があり(法人で購入)、相場は安定しているようですが、
一般的な普通乗用車の中古相場はビックリされると思います。
(以下、相場を見ておりますのは、4WD車限定です。八ヶ岳での使用が基本ですので。2WDはもっと安いです)
2000ccクラスの10年以上落ちて、10万キロ超えそうな物でも、50万以下で見つけることは厳しいです。
有っても訳あり車種ですね。
コロナ禍前なら、30万円台で探し放題だったのに。
本当に値段が上がっています。

現在、ステーションワゴンは不人気になっていますが、10年落ちクラス、走行5~8万キロで程度の良い物を探そうとすると、
信じられない金額が出てきます。10年を超えると数十万で見つけることが出来ますが、9~7年落ちで探すと100万は優に超えます。
あ、安くあるな…と思ったら、訳あり車種ばかり。

訳あり車種というのは、重要な部分での故障が多く、中古車屋さんでも扱いを避けがちな車種です。
有名ところでは、小型のアウディやボルボの一部車種。
これはトランスミッションのトラブルがほぼ不可避と言われるような車種があります。
輸入車を得意とする中古車屋さんでは、一切扱わないところが結構有ります。
あと、イギリスのプーマみたいなマークの車。
これは車の出来もですが、ディーラー網がメタメタで業界でも評判が悪すぎて、安くなっています。

国産車でもありまして、八ヶ岳でも結構見かける星マークのワゴン車。
チューニング車業界では、早い段階から『いじると持たない』と烙印を押されてしまい、嫌われ者になっています。
年式が落ちてきて、走行が出た車が増えてくると、一気に問題が顕在化し始めています。
エンジンブロー、ミッションブローが数万キロでも出る玉があり、耐久性に疑問符が付いていて、中古市場が崩れています。
あと、F1でも有名なメーカーのSUVで、一世代前の物は、国産車で珍しいDCT(ツインクラッチミッション)を採用したが為に、
大渋滞では走行不能になる車両が続出し、有名になってしまいました。(ミッションの過熱で走行不能に)
こちらも相場が崩れています。

八ヶ岳で、手頃で良質な中古をどのようにして買うか…悩ましいところです。
今回、相場を見ていて穴場だなと思った車種が幾つかありました。
でも、不人気車種ですから、リセールは望めません。乗り倒し、乗り潰しが基本です。

VOLVO V60(2018年までのもの)、XC60(2017年までのもの)※ディーゼルは除く
程度の良い物が多く、4WDも多いです。
今のボルボ顔になる前のデザインのため、安い様です。(今のボルボ顔になると、一気に値が上がります)
モデル末期で信頼性も高めで、悪くない選択だと思いました。

VWの4WD車全般で、2015年前後の物。
DSGミッションに不安があるし、症状が出ている物も出回っているようです。(エンジン掛けて、数キロ走らないと症状が出ない)
これは、沼津にあるDSGミッション専門の修理工場で十数万で治るので、最初から見込んでおけばヨシ。
4WDは少ないですが、程度の良い玉が多く、狙い目。
DSGへの不安が相場を下げている感じです。
アウディの古めも同様。こちらは、修理代がもう少しかかるので、20-30万見ておくと安心。
修理代以上に相場が安いと思います。

DSGは色々言われますが、少し気遣ってあげるだけで、別にトラブルが出たことはありません。
(パーキングだけで駐車しない(必ずサイド引く)、ブレーキ離して直ぐアクセル踏まない等)
私の場合、10万キロと言わず乗りますが、大丈夫です。
多分、都心とか市街地での利用には不向きなのかもしれません。

国産車は相場がハッキリ出ているので、お手頃を探すより、保証のしっかりしたメーカーの認定中古を買った方が良いと思います。
特にスバルのスグダスは保証内容が充実しているので、お奨めです。

八ヶ岳では、車は消耗品なので、中古が高騰するのは困っちゃいます。

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