公開日時:2020年12月01日(6時57分)
輸入車のホイールを見ると、ものの無残に変色している車両を多く見かけます。多くは赤茶色とかさび色とか。
これは、純正のブレーキパッドの削りカス(ブレーキダスト)が原因です。ひどくなれば、除去は困難になっていきます。
よく見かけるのが、『ダストが出る代わりに効きが良い』と言う話。まぁ、間違ってはいませんが、効きはそのままかそれ以上で、ダストが気にならなくなる様には簡単にできます。
私の場合、車両が来た時点でローターもパッドも寿命に近い状況だったので、即交換手配。
ブレーキローターはディクセル(日本のメーカーです)のハイカーボンディスク(スリット入)、パッドはプロジェクトミューを組み合わせました。いずれも各メーカーで車種専用品が出ています。
効きもフィーリングも最初に付いていた純正より良し。特に超高速域からの急制動に関しては抜群です。ダストは気になったことはありません。雨の時の泥汚れの方が気になります。
コストも、純正よりは30%近くお安いです。(当然ですが、ディーラーではやってくれませんので、メーカー認定店で施工)
減りに関しても、既に5万キロ以上走りましたが、まだ70%前後残っています。文句なしです。
日本のメーカーでも、ディクセルさんのブレーキパッドは、黒いダストが結構出ます。(純正互換クラスでの話。上級品は試したことないので不明)なので、安いですが、私はあまり使っていません。
最近はディーラーで整備しないと保証しないぞ…なんて、公取何やっている??って言いたくなるような脅し文句を言ってくるので、全ての方にお奨めするわけではありませんが、大いにアリだと思っています。
(任意で入るメンテナンスパックはともかく、新車保証なども適用外のような事を言ってくるディーラー多いですよね。それは違うでしょ?と思います。)
まぁ、最近の車はどんどん電子デバイス化しているので、なかなか街の自動車工場では見ることが難しくなっていますが、このような消耗部材は、構わないと思っています。
都市部には、街の自動車工場で、輸入車でもメーカーを絞って、技量の高い所もありますので、探してみるのもアリだと思っています。
私も、現在VWとaudiに乗っていますが、新横浜の『カムズファクトリー』と言う会社にお世話になっています。比較的、普遍的な消耗品の交換は甲府の『BMオート』さんでお世話になっています。
そう、全くの余談ですが、アウディにお乗りの方に小話。
アウディの純正オイルって、目茶苦茶高い(1リッター3000円以上取られる)のですが、これが実は本当に良いのか???と言う話があります。
このオイル、超長寿命を謳っていて、15000km交換でOKという指示が出ている、凄い代物。(普通、乗用車は5000kmごとの交換が目安と言われています)まぁ、交換回数を減らして環境負荷を減らしています…というのがメーカーの言い分ですが。
実は、このオイルは浸透性が非常に高く、シール類も浸透してしまうのではないか…と言われています。社外のオイルを使用している車両の方が、オイル漏れが少ないと、ディーラーのメカニックからも声が出るほどです。
私も、この話に関しては一理あると思っています。何しろ、全く関係のない所から、あちこちでこの話が出ます。なので、基本純正オイルは使用していません。HKSの輸入車専用オイルを使用中。これを7000~8000キロで全交換しています。でも、11万キロとなり、にじみが気になる今日この頃です。