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違う意味で話題の激安ツアーを使ってみた

中堅ツアー会社の倒産で、話題になった激安海外ツアーですが、昨今は人気薄なLCC(格安航空会社)を使った物で、結構出回っております。(倒産した会社は、どうも違う路線で激安にしていたようですが…)私も、基本は航空券もホテルも直接自分で手配が好きなのですが、今回ばかりは余りの激安に、どのように逆立ちしても、その値段で確保不能だったので、つい『ポチッ』とやってみました。(まぁ、例の倒産劇の遙か前です~。倒産劇有っても、ポチッとしていましたが)関西の大手私鉄系の大手旅行代理店です。(店舗無し、ネット販売のみに移行して、かなり安いツアーに定評あり)
一体全体、どんなツアーか。旅行の案内には『二泊四日羽田発着台北 送迎無』となっております。ここで、普通の人は???????となるところです。台湾で、宿泊数と日程日数が合わないのはおかしいですね。アメリカやヨーロッパは当たり前ですが。ここに、価格のミソがあります。でも、羽田発着ですよー。台湾行くのに成田は、もういいかな…と。1人なら良いですが、家族4人では、移動費用も時間もバカになりません。
1日目 3:30 羽田空港集合(航空会社チェックインカウンターへ直接) 5:30離陸 8:00(現地時間)過ぎに台湾桃園国際空港着。自由行動。(送迎無し)
2日目 ホテルは朝食付 終日自由行動
3日目 ホテルは朝食付 10時迄にチェックアウト。自由行動。桃園国際空港に21:30に集合(チェックインカウンター直接)
4日目 0:05離陸 4:30(日本時間)着陸予定。解散
実質、3日目~4日目は機中泊に近い状態の日程となっております。航空会社はTigerAIR 台湾(7月頃にはスクートに併合予定)。ホテルはスタンダートクラス。
台北で丸三日遊べる、超弾丸日程であります。普通なら、四泊五日でないと無理な滞在時間を実現しております。
価格は22,500円!!!! (諸税・空港諸費用別途)航空券だけでも、この価格は無理。(4月5日以降なら、1万台でも手配出来たんですが、春休み中は全然駄目)

さて、このツアーの肝はどうだったのか…LCCですので、旅行会社手配の航空券でも、価格が見えます。(預ける手荷物や、機内食の手配のために変更が出来るので)なんと、片道4500円、往復9000円となっておりました!!! ホテルが1人1泊4000円(そんな高い訳ないですが、仮に)としても、2泊分8000円で計17000円。22500円でも利益出ると思います。まぁ、航空券の特別価格が凄くて実現したツアーでした。(TigerAIRを直接取っても、キャンペーン価格ですら無理な価格です)
実際には、これ以外に預ける荷物のチャージ(15kgで2800円と安くないですし、機内持ち込みは7kgまで)や、座席指定する場合は580円/席かかるので、色々付加されるのですが、それでもこの時期としては飛び抜けて安かったです。ま、お土産買うこと無いわ…という方には、付加料金は要りません。…我が家は、行きにも帰りにもお土産が相当あるので、ガッツリ荷物のチャージはかかりました…。

今回は、宿泊の宿が、スタンダートよりランク上のTHE LEOFOO(六福客桟)となり、非常にラッキーでした。前回は、コネクティングでしたが、今回はツイン二部屋。隣同士にはしてくれました。気になったのは、結構部屋の大きさが違ったんです…デラックスとスタンダート位に差がありました。まぁ、もう古さの目立つホテルですが、他のスタンダートホテルより、部屋は大きいし、立地が良くて、フロントなどもしっかりしています。ウォシュレットが無いのが残念ですけど、コスパの良さではお気に入りです。お客さんは70%以上日本人ですし。あ、ホテルで付いてる朝食は食べない方が良いです。台北は『美而美』という朝食屋が随所にあって、美味しい朝飯が激安で食べられます。みんな優しいから、中国語出来なくても大丈夫。メモ帳にメニューを書き写して、個数を書いて渡せばOK。大行列して『阜杭豆漿』行かなくても、旨い店一杯です。(台北のホテルの朝ご飯で食べる価値ありは、リビエラ・リージェント・マンダリンオリエンタルぐらいですけど、其処でも2泊したら1食は美而美をオススメ)
キツかったのは飛行機であります。座席は、八ヶ岳から新宿の高速バスと変わりません。帰りは奮発して足元の広いところをチャージ追加して座りましたが、幅の狭さはいかんとも出来ず。結論は普通席で変わらんな…という所でした。背もたれは直角ですし…PEACHさんの方が、まだ座れた印象です。(五十歩百歩ですが、PEACHさんのほうが、まだ角度が緩かった)

とんでもない時間のLCC利用で、感じたのは、羽田空港のもったいなさ。
まず発着便のミスマッチ。発着枠や色々な制約から何でしょうけど、桃園空港は11時から12時台はEU圏内行きの飛行機が続々と出発。凄い便数です。この時間帯に飛べば、時差ボケも少なく、翌日から丸々使えるンですよね。でも、日本からは殆どない。僕も、EU行くなら台北経由にしてるかも。完全に負けてます。
次に、深夜時間帯の待合室の不足。LCC呼ぶのは良いけど、待合が決定的に不足。駐車場のエレベータ出たら、床で寝てる人が居るのでビックリしました。何でだろうと思ってチェックインカウンターの方へ行くと、全然座る所無し。皆さん、横になっているので、1人が2~3席使っちゃう。かつ、飲食店も全然無し。吉野家とMOSカフェにもう一店しかなく、座る場所に苦労するレベル。これは、一考の余地有りです。
出国後のエリアも、フードコートのみの営業でした。こっちは比較的空いていて、しかもまぁまぁのBARが有ってビックリ。ジントニックは旨かったです。でも、一時間ぐらいしか居られないですし。空港のホームページの営業案内、深夜時間帯は嘘が多いです。これは駄目でしょう。24時間営業とあるのに閉まっているところありました。
もう一つ、古い日本の街並みを模したらしい食堂街、お土産物街。デザイン酷いです。和風じゃ無くて、中華風。海外製ゲームに出てくる日本の街並みです。誰がデザインしたのか、本当に呆れるレベルです。完全にアウトだと、家族全員一致した意見。

格安旅行は限界とか、ニュースで言っていますが、まだまだ余地有りだと思うのです。LCCは、使い方で非常に経済的な旅が出来ますし、悪くないです。羽田でも、台北桃園でも歩かされますけど…。
羽田が、もう少し使いやすくなっていればなぁ…と思う、今回の激安の旅でした。
台湾は、良いですよ。治安はいいし、食べ物は美味しい。物価は高くなったけど、それでも安い。今回は、中国の方が殆ど居なかったので、日本人のお行儀悪さが目に付きました。日本人のガラパゴス化が進んでいるな…と実感しました。

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