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寒冷地エアコンの性能は良くなってきています

以前は氷点下になってくると使い物にならなかったエアコンですが、この10年で寒冷地用とか暖房強化エアコンが出てきており、
メイン暖房として採用されることも珍しくなくなってきました。
世間では『床下エアコン』なる物も話題になっていますが、オルケアではどうしても埃っぽくなる床下空間の空気を室内に回す事に否定的な意見も多く、積極的には導入していません。(導入物件もあります)
オルケアの建物性能ですと、100㎡くらいの建物では14から16畳用のエアコン一台で十分保温することは可能ですが、別荘利用のように冷えた状態から暖めるまでは、相当な瞬発力が必要なため、ある程度余分を見て設置をしています。

この暖房エアコン、年々性能が良くなっています。
例えば、数年前の機種では期間消費電力量が2400kWh程度の物が多かったのですが、最新機では1600kWh台まで消費電力が下がってきています。
実に2/3位になっている状況です。
寒冷地エアコンは、一般地のエアコンに比べて開発余地が大きかったのでしょうか。性能向上が著しいです。

Wi-Fiで簡単に遠隔地からコントロールも出来、扱いも簡単なことから、今後も採用が増えそうです。
オルケアでは、なるべくスマートな設置が出来る様に、かつ効率が良く使って戴ける様に設置を工夫しています。

電気代は高くなってきておりますが、消費電力に対し3倍以上の熱量を発揮しますので、高い電気代を使っても、燃費は優れています。
昨今の機種は、巡航運転時では風が気になることも少なくなっており、昔ほど空気が動く感も無くなってきています。
暖房システムとしては、高気密断熱住宅とは非常に相性が良いので、お奨めすることが多くなっています。
気密性能が、かつての高気密水準の5倍以上出ていると、エアコン入れていても吹抜などで下が寒くなることも無くなり、極めて快適な住空間が実現します。
嘘だと思う方は、オルケア事務所にお越し下さい。
実際に総吹抜の事務所空間で、サーキュレーターやシーリングファンなしに快適な打合せ空間を実現しています。

残念ながら、エアコンは絶対的な出力が小さいため、気密断熱の性能が高くない建物との相性は良くありません。
断熱等級4程度では、八ヶ岳では怪しい感じとなります。
性能が良くない建物では、薪ストーブや灯油ストーブ、ペレットストーブと言った大容量出力の暖房機が必要です。
こういった所で、住宅性能が大きく物を言う物だと思っています。

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