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複合フロアも高品質化が進行中

世界では資源を無駄なく使う流れになっており、無垢の床材というのは少数派になりつつあります。
日本では、まだまだ無垢の床材の人気が高く、無垢を扱う所が多いので、質感向上が遅れていましたが、ここに来て一部メーカーから無垢材と全く見分けが付かない物が出始めました。
複合フロアは上質な面材が使われており、貼れば無垢より高級感のある仕上がりになります。

突き板は極薄の面材を貼ってフロアを作るのですが、こちらも高品質化が始まっています。
昔の様に、目地部分で如何にも複合フロアが判ってしまう物ではなく、無垢のように見える物が出ています。
目地部分まで突き板が貼り込まれていて、無垢と見まがうような様な製品が出始めました。

挽き板を使った物は、表面に2~3mm厚の薄板が使用されており、これは貼ってしまうと無垢と見分けが付きません。
ヨーロッパを中心に海外ではこのタイプが主流になってきています。
ただ、貼る板が厚い分、コストは不利になっており、安い無垢床材より高い場合が殆どです。
日本のメーカーでも扱う所が増えてきました。
高級樹種の場合は無垢床材より安くなることが多いので、狙い目です。

オルケアの建物では、床暖房の採用率が比較的高いこともあって、以前より複合フロアをお奨めすることが多くなっていました。
床暖房では、無垢の床材は動きが大きく、長年の使用で不具合を起こす可能性があるので、リスクの少ない複合フロアをお奨めしています。

無垢の床材というのは、針葉樹では残ると思いますが、広葉樹の床材では急激に少なくなっていくと思われます。
オルケアでは、一定の物にとらわれず、お施主様のご希望に従い、パフォーマンスの良い物をご案内して創り上げていきます。
常に色々な情報を集め、多くの引出をご用意させて戴く様に努力しています。

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