公開日時:2020年02月16日(12時17分)
薬局やホームセンターで同じような話題を聞いたので、注意喚起を兼ねて、記事にします。
コロナウイルスによる新型肺炎が流行の兆しを見せていますが、世間からはマスクだけで無く、アルコール消毒グッズも消滅しているようです。薬局でも消毒用アルコールが消え失せておりまして…。
その代用品と思って買う人がいるのか、燃料用アルコールが大売れだそうです。これは極めて危険!! 中身はエタノールじゃ無くて、メタノールです。人体には有害で、失明など極めて重篤な影響を及ぼします。皮膚からも入りますので、手指の消毒などに使用するのも良くないです。
通販等で、ごく僅かに燃料用のバイオエタノールもありますが、例外と言って良いでしょう。八ヶ岳エリアで売っているのは、ほぼメタノールです。
物品や手すり、ドアノブ等の消毒用であれば、次亜塩素酸の希釈液の方が効果もコスパも遥かに良いです。ノロなどにも有効です。(ノロにもアルコールは有効ですが、耐性が強く、相当量を30秒以上当てないと死滅しません。拭くだけでは無理)
ただ、金属へ直接あたるとさびになったり、漂白効果が高いので、色物の布などは要注意です。ピューラックスなど、色々な商品名で販売されています。
あと、余り知られていませんが、希釈した液体は濃度が下がっていくので、長期間に渡る使用はNGです。希釈液は少なめに作りましょう。
日本国内では余り報道されていませんが、海外では日本の失策を厳しく非難しています。(BBCやCBC等の国営放送系も、かなり厳しい表現で報道しています)
当分、この騒動は続きそうですので、出来るだけの自衛をするしかなさそうです。
消毒として使用出来る燃料系は「リンデン」の燃料用アルコールのみです。
こちらはバイオエタノールなので食器類、家具、衣類、手指などの消毒に使えます。
好日山荘社員様 コメントありがとうございます。
リンデンの燃料用アルコールはバイオエタノールなんですね。初めて知りました。よく売れそうですね、この状況だと。
メチルアルコールが飛ぶように売れると聞いて、注意喚起を目的に、記事にしました。情報をありがとうございます。