公開日時:2019年09月28日(18時33分)
お休みが続いてしまい、失礼いたしました。
おかげさまで、かなり忙しく、記事のネタを思いつく暇も無く、日々が過ぎてしまいました。
さて、今日はAmazon Musicの話題。多くの方は『あー、あれは音質が悪くてだめよね』と思っていらっしゃるかと。私もそうでした。チョイと使うのですが、音がいまいちで結局聴かない感じでした。
これが、9月17日から始まった『Amazon Music HD』は衝撃です。最高24bit 192kHzでの配信が始まりました。衝撃の理由をいくつかあげておきます。
1.月1,780円の価格設定。 一般の聴き放題からすると1000円近く高いが、5000万曲近い音楽の大半がロスレス配信(非圧縮配信)で入手できる。ウルトラHDとなる、ハイレゾでも最高品質でも、数百万曲を配信。これまでのハイレゾ配信サービスからすれば破格。
2.曲数のおおさ。 洋楽が中心だが、ハイレゾ配信の曲数が俄然多い。Jazzなどは、俄然多い。
3.CD音質のよさ。 実際に聴いてみたけど、HDでもすごく音がいい。情報量がすごい。ハイレゾになると、引き込まれてしまうほどに、ものすごく音がいい。
結構古いPOPSなども、ウルトラHDで配信されています。ジョニミッチェルやカーペンターズなども、驚きの音質です。
で、私も早速使い始めました。ちょっと聴いただけで、圧倒の音質。
たとえて言うなら、これまでは『昔のテレビ』。HDになったら『ハイビジョン』。これぐらい、インパクトあります。
一番激変したのが、カーステレオでの音質。これまでは、WMAで焼いたSDカードやCD-ROMを使っていましたが、一気に本格的なステレオルームに変貌。
私の個人的趣味の話になります。1975年にキース ジャレットという方が、ケルンで即興演奏だけのコンサートを収録したレコードがあるのです(『ケルンコンサート』)。それをいかにいい音で聴くか…というのに凝ったことがありまして、かなりつぎ込みました。最後にはラックスマンのアンプまで買ったりして…。しかーし、今回24bit192kHzで配信されているのをスマホで聴いて完敗ですよ。イヤホンに至っては数千円の物です。ゼロが二つ違う世界のはずだったんですが。いやもう、情報量がすごすぎ。その場にいる感じです。演奏者の息づかいから、観客席の雑音に至るまで、すごい臨場感に圧倒されました。わりかし最近の録音では2007年のチャーリーヘイデンとのデュオで自宅録音の『ジャスミン』がいいですねぇ。これも、すばらしい音質で聴くことができます。二人の息づかいまで解ります。
いや、これは当分いろいろな物を聞き直しながら、ニヤニヤできます。
詳しくは下記の記事によくまとまっています。