公開日時:2024年06月25日(6時12分)
車のエアコンの効きがイマイチだなぁ…という時に、ガスだけを補充する方法がこれまでは一般的でした。
しかし、これだと継ぎ足しになってしまい、本当にガスがどれだけ入っているか解らなくなっていきます。
昨今、回路から一旦ガスを全て抜き、真空状態にして、規定量のフレッシュなガスを入れる方法が増えてきました。
メーカーもその方法を推奨しています。
ただ、その作業が出来る機械が高価でして、何処の自動車工場でもあるわけではありません。(北杜市内で持っているところがあるかは不明・ディーラーに聞けば解ると思います)
古いガスを継ぎ足ししていくと何が弊害か…
・カーエアコンのガスには一定のオイルが入っていて、古くなったまま使うようになります。
・ガスに混入した不純物もそのまま循環していきます
・本当にガスがどれだけ入っているか解らぬまま使用を続ける事になります
特にガスが過多の状態で使用を続けますと、コンプレッサーが壊れたりすることに繋がり、高額な修理費に直結します。
整備工場では、ガスのクリーニングとかメンテナンスという表現で、作業をしている所が多いと思います。
2~3年に一回は、メンテナンスするのが理想です。
吹き出し温度がグッと変わる事が多いメンテナンスですので、何年もやっていないな…という方は是非この際にやって置いた方が良いでしょう。
ちなみに、エアコンのコンプレッサー交換となると、一発で十数万です。
エキスパンションバルブの交換でも数万円はします。
高額な故障に繋がりやすい物だけに、メンテナンスして置いた方が良いと思います。
冷えが良くなれば、コンプレッサーの作動も少なくなるので、燃費も良くなります。
(欧州車は常時コンプレッサーが回っている場合が多いですが、負荷が少なくなります)
快適性も上がり、燃費も良くなる(絶対じゃ無いけど)、一石二鳥の整備かと思います。