公開日時:2022年05月09日(6時40分)
今日は、私の個人的嗜好の押しつけです。ごめんなさい。
でも、何やら最近の放送で、六角精児さんが『辨天娘』の太田酒造場(鳥取県の山奥)を呑み鉄旅で訪れて、『僕が今まで知っているお燗と全然違う』って開眼されたそうなので、記事にします。
私は、日本酒を呑むときは基本的に燗酒で呑んでいます。
冷酒専用でも、燗酒にすることが多いです。例えば生原酒とかでも。
同じ日本酒でも、燗にする方法や温度で全然違う顔を見せてくれるのが楽しくて、素顔と思える味に出会うと、これが旨いのです。
こんなお酒って、他にはありません。
さて、冒頭で六角精児さんが開眼した『辨天娘』は、お燗酒としては『ど定番』といえる銘柄でして、燗酒に力を入れるお店では置いてある事が一番多い銘柄ではないでしょうか。
燗にすることで、ふわりと優しく、米の風味と酸味とのバランスが良いお酒を多数出しています。
北杜市内でも『さのすけ・夜の部』で味わうことが出来ます。(無いときもあり。そのときは僕が飲み干したと思われます)
『さのすけ』さんでは、湯煎の酒燗器を導入し、錫の重厚なチロリで燗酒に仕立ててくれます。
最近は燗酒向けの日本酒でも逸品が揃う素晴らしいラインナップです。
このほか、湯煎の酒燗器を導入して、お燗に力を入れているのが、『心粋』さん。
ここも、現在お燗向けの日本酒を揃え始めていて、今後が楽しみです。
一般的な辛口といわれる日本酒も定番であります。
あと、長坂駅前のBENCHさんも、湯煎式の酒燗器があります。
こちらも独自の日本酒ラインナップ。
元々東京在住だったこともあって、時々東京などで面白いのを仕入れてこられます。
もう一店、韮崎駅の裏手、アメリカヤ横町の『コワン』さん。
華奢な女主人による旨いアテと燗酒の店。お料理は数少ないけど、レベルは非常に高いです。
人が少なければ最高の雰囲気なんですが、最近は人気店になっておりまして……中々行けなくなっております。
私自身、この分野の元本職でしたが、お燗の奥深さに関しては、まだまだ素人です。
燗酒に関して、プロだなぁ……と思うというか、知らしめてくれるのが、飛騨高山の『天満酒場 久右ェ門』さん。素晴らしい肴(魚も日本一だと思う)とお燗の店。
後は、静岡の『とが路』さん、『華音』さん。大阪の『燗の美穂』さん、『うつつよ』さん、『マキショウ』さん。行きやすいところだと『かんき』さん。
是非、お近くに行かれる際はお立ち寄り下さい。全く新しい、日本酒の世界が待っています。
こんなコロナ禍に飲みに行けないよ……という方に、私の秘密情報を今日は公開します。
燗酒向けの日本酒と旨い焼酎などしか扱わない、スゴい酒屋があります。上記にあげたお店は殆どがここから仕入れています。
鳥取県倉吉市にある『山桝酒店』(別名 がんこ酒屋)。ホームページの情報量にも驚きますが、素晴らしい選択眼。ここで、お任せにて取り寄せれば間違いなし。
ちなみに、ホームページの片隅に、この酒屋から仕入れている飲食店の紹介ページがあります。名店が名を連ねています。
私は、知らぬ所へ行ったときは、ここのリストを見て、日本酒を呑みに行くことが多いです。(今見たら、『さのすけ』『心粋』が掲載されていました)
なかなか、この辺での入手が困難なお酒ばかりです。
これから暑くなるのに、燗酒かよ……と思わず。
是非、色々お試し下さい。