公開日時:2020年11月18日(5時41分)
ホイールを取り付けるときに使用する、日本車ではラグナット、輸入車ではハブボルトには結構な種類があります。
これを間違えて取り付けると大事故に繋がりかねません。
日本車の場合は、ネジピッチと太さに種類があります。乗用車の場合は、殆どの場合で太さはM12です。(ランクルや旧車や軽乗用車の一部では異なります)
日産・スバル・スズキは、ネジピッチが1.25。トヨタ・HONDA・ダイハツ・三菱・マツダはネジピッチが1.5。ま、これは間違えたら入らないか、ねじ山を舐めるので解ります。
気をつけなくてはならないのが、ボルトとホイールの接地部分。テーパー座と平面座(国産でもごく稀に球面座もあり)があります。これはホイールによって異なりますので、形状を確認しないとダメ。
トヨタなどの純正品は平面座が多いのですが、社外ホイールの多くはテーパー座です。間違えると締め付けても、緩んでしまい事故に直結します。
ま、形状が全然異なるので、パッと見ただけで解るのが救いです。
困るのは輸入車です。これがもう多種多彩。
しかも、座面が球面座とテーパー座が混在していて、同じメーカー内でもぐちゃぐちゃ。
球面座とテーパー座の違いもわからず、そのまま締め込んでいる車両が非常に多いのも事実です。(ヤフオクで中古ホイールを購入すると、違う座面のボルトを使用していた形跡がある物が非常に多い)
説明していたら、きりが無いので、ここはご自身でしっかり調べて下さい。
なお、輸入車はハブリングの径が、キチンとハブ径に合っていないとホイールの取付が、超絶面倒になるだけで無く、振動が確実に出ます。
これも、同じメーカー内でサイズが混在しているので、非常に大変です。同じ車種でも、年式で違ったり。本当に目茶苦茶です。
中途半端に手をだすより、専門と相談しながらやった方が良いと思います。
私の場合も、サマータイヤとスタッドレスでホイールの座面が異なるので、違うボルトを使っています。
締め付けでの脱落だけではなく、ボルトの種類など、結構面倒なホイールの取付。
十分に気をつけて下さい。