公開日時:2019年10月05日(11時55分)
先日の『Amazon Music HD』の衝撃は、未だに冷めるどころか、いろいろな音源を聴くたびに驚きの発見が続いています。本当に、これまでの人生でオーディオにつぎ込んできたのがなんだったんでしょうか。地下に眠らせてきた機器類(子供が家を出たら、再び組もうと思っていました)も、年内に全処分決定です。もう、戻れません。レコードも数百枚ありますが、処分予定です。
で、方々から訊かれたのが、『ハイレゾって、どうやって聴くのか??』という質問です。
Case1 iPhoneの方
私はアップルに関しては全く所有していないので、調査した情報のみ。不正確かもしれません。iPadを含め、アップルの製品は完全なハイレゾ出力には基本対応していません。(それでも音はよくなりますが)本来のハイレゾを楽しむなら、DACを接続する必要があります。
Case2 アンドロイド スマホの場合
多くの端末でハイレゾ出力に対応していますが、Amazon Music HDの音源を完全再生できる機種はごく一部です。殆どの機種では24bit 96KHz迄になります。ハイレゾではありますが、回路がスマホの複雑な物と一緒なので、音としては理想的ではありません。それでも、これまでの音は何だったの??と思わせるほどに差が出ます。後で、音質重視のスマホをご紹介します。
Case3 PCの場合
ビデオカードなどである程度までは再生する物もあります。ですが、音質優先回路でもありませんので、基本はUSBにDACを接続して使用することになります。1万円くらいのDACだと、24bit 96KHz迄が殆どです。24bit 196KHzはほしいところ。この辺までの能力を持っているのは1万円後半から2万円の機種です。
Case4 専用のDAP(デジタル オーディオ プレーヤー)
ONKYOなどが出しています。SONYのウォークマンは、アンドロイド非対応だったので、Amazon Music HDを使えませんでしたが、9月に発表された新機種はアンドロイドに戻るらしく、使えるようになります。世間で評判が非常に良いのはONKYOのDP-X1AやDP-S1Aです。バランス出力まで備え、すばらしい音です。ONKYO DIRECTという直販サイトで箱破損などのアウトレットが3万円台で売っています。
いずれのCaseでも、ヘッドホンやスピーカーは良い物が必要になります。といっても、私の場合はレコード針で有名な『ナガオカ』のヘッドホンで数千円です。ハイレゾ対応のワイヤレスもありますが、やはり帯域が狭くなる(殆どのハイレゾワイヤレスは24bit 96KHz迄)ので、有線が良いでしょう。1万円前後でも、相当に良い物が出ています。線が交換できる物も出ており、ONKYOのバランス出力に対応させる事もできる物があるようです。スピーカーはお好みがあるでしょうから、何ともいえませんが、私は『TIMEDOMAIN Mini』か『TIMEDOMAIN yoshii9』を使っています。
音質重視のスマホですが、私もそんなに多くの機種を使っているわけではありません。定評あるのは、SONYのXperiaですが、ハイレゾではウォークマンに劣ると言われています。実はONKYOが殆ど音楽専用みたいなスマホも出しています。これは、歩くオーディオルームといわれているらしく、すごい性能だとか。新品販売時も9万円くらいしていましたからねぇ。実は、そんなところまで行かなくても、ウォークマンより音が良いと言われているのが、LG電子のV20 PROという機種。専用の音楽用DACを内蔵し、すばらしい音質だそうです。(auではisai Beat LGV34)あとは、ONKYOが出していたDP-CMX1でしょうか。いずれも新品入手は難しくなってきています。中古で、V20 Proが1万円から1.5万円。DP-CMX1は3万円台しています。あと、ZTEという中国のスマホでAXON7も人気があるようですが、僕は余り好きな音ではありませんでした。
LGは現在V30+という新機種を出しています。これも高評価な機種です。
音を重視の方は、重いですがONKYOがダントツのようです。