公開日時:2018年11月17日(17時43分)
来年3月から中央線の特急『あずさ』や『かいじ』の切符が大きく変わる様です。
1.自由席の廃止
2.指定券なのに『座席未指定券』と言うのが出来る
3.回数券の廃止
4.2週間前に買わないと安くならない、新しい割引制度
一番分かり難いのが『座席未指定券』じゃないでしょうか。これは、座席が指定されていない券らしく、座席上にあるLEDランプが緑の時に使えるらしい。赤ランプは、座席指定されている席。緑は座席指定している人が居ない席。緑点滅は、近々座席指定の人が来る席。となるそうです。
何でも始めるときは、文句が出る物ですが、今回の制度変更は、山梨県知事も『違和感』と言う言葉で表現した通りで、分かり難いし、一部では大幅値上げです。
かつ出張族へは、大きな金額負担が発生する事案だと思うのです。出張で2週間前から予定が決まっているなんて、滅多に有る物ではありませんし。多頻度利用者が他に割引制度が使えなくなるのは、かなり問題有りなのではないでしょうか。例えば、現在は甲府~新宿は回数券で2880円なのですが、今度の制度では13日前までの手配でネット発券なら2660円と安くなる物の、それ以降はネット発券『えきねっと』で購入したとしても3430円と大幅値上げです。通常発券は3820円ですから、かなりのインパクトになります。
割引が適用されるのが、ネット発券のみと言う事にも同感できかねます。いくらスマホが普及していると言ってもですね…
甲府~新宿間、これまではバスと比較しながら、使い分けが出来てきましたが、今度の制度では一気にバスに偏ると思うのです。甲府~新宿間2000円は大きい。益々、取れにくくなりそうです。
今回のJRの案は、どうにもなっとくし難い物です。なんと言っても使いにくい。分かり難い。
公共交通なのですから、分かり易く、平等な制度にすべきだと思うのですが…