公開日時:2018年04月10日(18時31分)
チョット遠いので、日帰りは厳しいよ…という方は、近くに宇奈月温泉もございます。(すっかり寂れて、安く泊まれます)八ヶ岳から約3時間強という感じでしょうか。高速を使えば楽なんですが、時間的にはメリットでません。高速料金も6000円を超えます(割引無しで)。私は、安曇野ICまで高速、其処からは白馬を越えて148号線で糸魚川まで。糸魚川ICから朝日ICまで、チョット乗るか、国道8号で海岸沿いを親不知付近を抜けていくかは、天気次第です。晴れていると絶景で楽しい国道です。
黒部市に入って直ぐの集落が生地という所になっています。なかなか由緒ある古い漁港集落になっており、県道が78度回転して船が通れるようになる生地中橋が有名です。皇国晴(みくにはれ)酒造と言う、歴史有る日本酒蔵もあります。ここの蔵には、全国で唯一、名水百選の湧水が敷地内で湧く、珍しい蔵となっています。
そんな街の一角に、漁協が運営する『魚の駅 生地』という施設があります。生地漁港の一番奥に面した所です。内容とすれば良くある直売所とお土産処にお食事処なのですが、内容が凄い。本当に魚好きにはパラダイスです。品質が本当に良く、近隣での能生や名立の道の駅は何だったの??と思うレベルです。(親不知はレベル高いですが、種類が少ないです)価格も非常に安くて、文句なし。
この直売所、その場で食べることの出来るコーナーもあり、ここが最高。お土産処の売店で、地元の地ビールや日本酒、ジュース類があるので、買ってきて一緒に楽しめます。ここで、ある程度食べて、ご飯物は食堂へ行って、しめるのは贅沢です。
しっかり処理してもらって、持って帰ることも出来ます。また、富山ですので、昆布締めのお魚も沢山あって、安い。これもお楽しみです。生きたヒラメやなまこなどもあって、本当に食べ尽くせません。
ここの直売所で、最も特徴的なのはエビです。今回は、大粒で子持ちの見事な甘エビを堪能しましたが、翌日には『トヤマエビ』と言われるボタンエビのような大きなエビが出ていました。これからの季節は、天然車エビなど、エビが色々出て来ます。キジ海老や、白エビなども良く出て来ます。いずれも鮮度が重要ですので、この直売所で味わうのが一番です。
そうそう、週末には、『りっちゃんのすり身』が出ます。これは味わい最高。それから、自家製の干物コーナーも必見です。見事なカワハギの干物や、ニシンの味醂干しなどは中々見ることができません。
今回、秋以来に伺ったのですが、これまでに無く魚が素晴らしく、処理も最高で、この上ないお魚を堪能することが出来ました。片道3時間強かかりますが、そんなことが吹っ飛ぶほど、堪らないスポットです。