公開日時:2017年06月11日(5時50分)
ある有名全国チェーンのお店に行ったときのこと。僕が高校時代に、博多天神の外れでやっていたラーメン店が、今や全国なんですが、麺の堅さを訊かれて『普通で』とお願いしたんですが、固くてビックリ。麺に火が通った味わいはなく、ゆっくり食べて少しマシになったかな…というレベル。僕の昔の感覚では『バリカタ』じゃないでしょうか。仕方なく、替え玉は『やわらかめ』とお願いしたら、やっとこさ火が通った麺が出てきました。小麦の味わいが旨い麺でした。
誰が始めたのか、長浜ラーメン系は固い麺が『通』のような風潮があるようです。そうじゃ無いと思うのであります。麺は、火が通って初めて風味が出てくる物で、その火の通り加減と、あの極細麺の堅さを旨く両立させるのが、真骨頂だと思うのです。
最近、福岡へ行っていないので、トレンドがわかりませんが、どうも本州方面、特に関東に近い方は、固すぎる様に思います。これでは、嫌いな人も多くなって仕方ないと思う、今日この頃です。
あ、甲府の六角堂も、少し固いんですよね。でも『普通』でギリギリの堅さだと思います。スープの仕上がりも、博多を思い出させる感じは、『六角堂』の方が強いと思います。あーっ、『赤のれん』食べに行きたいなぁ。僕の青春の味です。