公開日時:2017年05月27日(5時34分)
ハッキリ言って、これまでは諦めていました。ATは意外とナーバスで、10万キロ越えればメンテナンス出来ないと思っていました。オートバックスやイエローハットなども、7~8万キロ越えた車のATFメンテナンスはしてくれませんし…まぁ、下手にやれば走れなくなるリスクも結構あるので、仕方ないですが。
いつもお世話になっている甲府昭和インター近くの『BMオート』さんのススメもあって、私の自家用車(20万キロ)のATF一部交換を実施しました。全部交換ではなく、ATFのドレンから自然に出てくるだけの量を交換すると言う方法です。抜いてビックリ。余りの劣化度合いにかなり驚きました。色も、書道が出来るくらいの真っ黒。元の赤っぽい色など気配もありません。初回は『SOD1』というエステル系の洗浄剤も添加して投入しました。効果は、新車状態を100、滑って危ないぞを0とすると、50前後ぐらいだったのが、80位に戻った感じです。それから約半年経って、先日もう一回交換をしました。既に1.2万キロほど走行。今回は洗浄剤無しです。65位になっていたのが85ぐらいに復活した感じ。中高回転からの高速での加速が見違えるようによくなりました。オイルの状態は、初回の抜き取りより赤を感じる色でしたが、まだまだ真っ黒。もう半年くらいで交換しようと思う状態でした。
多走行車のATメンテナンス、結構重要な所かと思います。この部分交換は、リスクを少なく、効果は高く、費用も少なくて良かったと思います。実施店は少ないと思いますが、やって損は無いと思います。燃費も改善しますし、寿命も延びることは必至です。私も、8万キロになる前に『最後かなぁ』と思いながら、全量交換をおこなっていました。10万キロ越えの多走行車に乗っている方は、お奨めです。