公開日時:2016年11月07日(7時42分)
日産が新しいパワートレインである【e-Power】を出してきました。ハイブリッドと何が違うの??と言う所ですが、かなり新しい方式でもあり、意外と八ヶ岳向きなのであります。
通常のハイブリッドは、発進時などのガソリンエンジンが苦手な部分を電気モーターでアシストする考えですので、都心部や市街地の様にストップアンドゴーに威力を発揮します。一方で、バッテリ容量をコスト面で削減しているために、八ヶ岳の様に長い上り坂だったり下り坂ですと、メリットが活かせず、余り燃費に貢献しません。ハイブリッドを買うなら、バッテリ容量をしっかり見るべしです。
【e-Power】は、バッテリは小さいのですが、ガソリンエンジンの動力は駆動に使用しません。車輪を駆動するのは109馬力の電気モーターのみ。その電気を発電するためのエンジンです。その為、走りは完全に電気自動車です。なんや、たったの109馬力じゃ、坂を登らんな…と思うなかれ。このモーター、トルクが25kg-m以上有るので、ガソリン車の2500ccクラスです。これがかなり重要でして、余裕のある走りをしてくれます。ここが八ヶ岳向きである、その1。
次に、モーターを動かす為にエンジンを積んでいますので、ハイブリッドに比べバッテリ容量に左右される範囲が狭いのです。長いのぼりが続いても、バッテリ切れでパワーダウンはありません。これが八ヶ岳向きである、その2。
FFですが、駆動が電気モーターです。と言う事は、発進時が滑らかなんです。ジワッとスムースにトルクが入るので、FFですが、ガソリン車より雪道や凍結路では有利です。ちゃんとした4WDにはかないませんが、FFではリーフと同じくベストでしょう。ここも八ヶ岳向きである、その3。あと、リーフでは致命傷だったヒーターでのバッテリーバカ食いも、これで解消。ここも八ヶ岳向きである、その4。
今回はノートのみですが、今後は他の車種にも搭載が期待されます。楽しみですね。FFで十分という方には、お薦めの【e-Power】であります。(日産の回し者みたいな記事になってしまいました。この手の方式は、既にBMWにも似た物がありますし、マツダもロータリーエンジンで同様の物を開発中との事です。今後は、一つの駆動方式として広がる可能性を持っています)
ども、e-Powerリーフの実車の仕上がり具合に興味津々な者の一人です。八ヶ岳エリア在住の方には良いでしょう。別荘族としては高速道路での高速移動を考えると現状ベストな選択としてアウトランダーPHEVを選んでいます。アウトランダーのバッテリー容量が今の2倍から3倍になれば山での生活に東電要らないのになあなどと考えいています。