公開日時:2017年01月29日(17時50分)
オルケアでも、一時は『オール電化』をかなり進めていた時期があります。通常のオール電化より一歩進めた、オールヒートポンプでの建物作りもやっていました。太陽熱との併用や、さらなる効率アップなども考えながら、進化をしておりました。
しかし、ここ数年で状況は一変。大きな節目となったのは、震災による原発事故です。これで、日本のエネルギー事情は大きく変化しました。今まで、お得感満載だった深夜電力が、グイグイと上がってしまいました。しかも、新規での契約も出来なくなって…。それにより、深夜電力で運用していた『電気式蓄熱暖房機』や『電気温水器』が一斉に市場から消えました。(ごく僅かに残っていますが)ヒートポンプ式熱源機も、各メーカーでの開発競争も下火です。
我が家でも、『電気式蓄熱暖房機』を使っていますが、運用コストは倍以上になっています。
エアコンは、各社寒冷地向けの暖房強化型を続々と出してきています。北海道などでも、エアコンの採用が増えつつあると聞いています。性能も良くなっておりますし、価格も以前ほど高くないので、採用が多くなっているのだと思います。
ここに来て、一気に伸びてきたのがLPGを使ったシステムです。LPGは数年前まで高くて、比較の対象になりませんでしたが、自由化で大手が北杜市内も参入し、一気に価格が下がりました。今では灯油と変わらぬレベルまで来ています。ガスボイラーは熱効率が良く、初期コストも安いので使いやすいです。灯油のボイラー同様、直火なので立ち上がりも早いのが特徴です。
灯油ですが、震災の時にも、大雪の時にも入手が難しくなってしまいました。ローリーが上がってこなくなると、比較的早く枯渇してしまうのが欠点です。また、灯油ボイラーの寿命が、最近は短くなっているように思います。熱効率の為に、少し寿命が犠牲になっているように感じています。その為、現在では灯油熱源をお奨めすることは少なくなってきました。(特に永住の方には)
ここしばらくは、LPGや電気がメインになっていきそうです。
あくまでも個人的な意見ですが、電気エアコンのホットエアーよりもパネルヒーターのじんわりした輻射熱の暖かさがベストだと思います。薪割りは大変ですが、薪ストーブの暖かさと同じです。心が芯から安らぎますね。部屋にエアコンも取り付けましたが殆ど使いません。燃料費や電気代の議論以上に、本当に住む人々が心安らぐ暖房手段を追求することこそが暮らしに価値あるような気がします。
富士見高原の森人 様 いつもコメント有り難うございます。輻射熱のやんわりとした暖かさは、格別な物があります。一方で近年は、最小限のエネルギーで快適に過ごして戴く事を念頭に、エアコンでの全館暖房も出始めております。これは、各部屋にエアコンが有る物ではなく、エアコンの吹き出しを各部屋へチャンバーとダクトで割り振り、ゆるやかに空気を流動させる考え方です。富士見のような、厳しい高冷地では、まだまだ難しいですが、北杜市の1000m以下なら十分と言うことで採用に至った物件もあります。これはこれで『有り』と思う、快適性です。
ここ数年は、こういったエアコンでの全館暖房か、温水式が主流になると思っています。
八ヶ岳でも24時間のセントラル全館暖房空調が出来るようになったんですね。素晴らしい。東京でも天井裏のダクトの施工がきちんと出来る業者は数少ないのが実情です。高気密高断熱住宅の進歩に合わせて、現在ではタイキン工業が室内温度に加えて湿度も一定に保つ全館熱交換器『デシカ』を販売しています。住む家の『空気の品質』をコントロールできる時代になった気がします。寒冷地の住まい環境も今後大きく変化してゆく気がします。
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