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次世代省エネ基準はもう古い。今はさらに上を。

八ヶ岳エリアは、何故か地域区分が甘いんですよね。次世代省エネ基準時代も、甲府と八ヶ岳南麓の大半は同じ区分でしてた。一部はワンランク上でしたが、それでも甘いと思っていました。なぜなら、大泉のアメダスですら、標高は867mの比較的低い位置にありながら、札幌の冬の最低気温より低く平均が出ています。(要は、札幌より寒いって事です)だから、指定の地域区分をクリアしたとしても、実情と合っていないために、性能不足になることが予測されます。

オルケアでは、かなり前から北海道の次世代省エネ基準を基本にしてきました。しかし、この北海道の次世代省エネ基準が、本州で一番厳しい基準から、一気にステップアップしていて、非常に厳しいのです。階段で言えば、一段飛ばしという感じでは無く、2~3段飛ばし状態です。一部では、本州の基準は大手メーカーのいいなり、北海道は北総研(北方建築総合研究所)や新住協等が主導したと言われています。
オルケアではさらに上を…という事で、北海道の次世代省エネ基準の倍の性能を持たせた家を、いち早く10年以上前に建築。標準でも、大きく上回った性能で施工するようにしています。特に、気密性能に関しては、快適性に直結すると言うことで、全棟で2回の気密検査を実施。全棟で北海道の次世代基準の倍以上の気密性能を確認しています。ここまで、気密を出すと、吹抜があっても足元が冷えること無く、快適な空間が実現します。(1階と2階でも温度差が殆どでませんので、サーキュレータなども不要となります)オルケアの事務所も全吹抜ですが、冷え性のスタッフを含め、底冷えは感じずに快適な環境で仕事しています。

気密/断熱には、『これで十分』と言う物はありません。出来る事なら、できる限り手を尽くした方が良いです。快適さ、ランニングコストに直結する事ですから。山梨の工務店には、『うちの建物は暖かいですよ!!』と豪語する物の、性能数値に関しては丸っきりご存じない所も多いようです。気密検査に至っては、実施していることの方が珍しい状況です。断熱が不十分でも、薪ストーブを焚けば、暖かいに決まっています。要は、その環境を、どれだけのエネルギーで維持出来るのか??其処が判っているのかどうかで、ハッキリすると思います。

2 thoughts on “次世代省エネ基準はもう古い。今はさらに上を。

  1. 日本の住宅建築技術を高めるのは、大手ハウスメーカーではなく、先進的な発想力のある小さなビルダー達です。寧ろそんなビルダーを見つけるのが大変なのです。施主も勉強が必要です。C値やQ値が何を意味するのか、耐震性能はどう計算されるのか、少しでも調べて選球眼を磨く必要があります。人生最大の買い物です。きっと少しの努力でも報われることでしょう。

    1. 富士見高原の森人 様
      コメント有り難うございます。少しでも、皆様のご期待に添えるよう、色々工夫を重ねさせて戴きます。建物を性能で選ぶ時代…と言うところに来ているはずなのですが、まだまだ少ないのが現状のようです。でも、一歩先を行く会社であり続けるために、研究を欠かしません。

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