八ヶ岳の土地探し:敷地に流れる小川の「水利権」

八ヶ岳での土地探し:4組のお客様達の事例をご紹介

八ヶ岳南麓の風景

土地探し、4組目のお客様のDさんの土地条件は「小川」に対する考察。ポイントは敷地内の庭の「水利権」、「小川」、「クルミの木」、「伏流水」、「表流水」、「水」について。こちらを踏まえてお読みください。

Dさんの土地条件「小川」に関する考察

羨ましい八ヶ岳の土地で「小川のある暮らし」でも注意もして!

八ヶ岳で敷地内に小川のある暮らし

別荘や定住の家の敷地の脇に小川が流れ、せせらぎが聞こえるなんて羨ましいですね。釣りが趣味でなくても、そのような土地を八ヶ岳で探される方も多くいらっしゃいます。その小川の水を庭に引いてワサビ田を作ったり、子供の水遊び場を作ったりと、中には庭の中に滝を作り、そこから段階的に落ちる水音を操り、庭にいわば滝の楽器を作られた方もいらっしゃいます。それでも気を付けて頂きたい事がいくつかあります。

八ヶ岳で”小川のある土地”の注意1、「水利権」

水田に映る八ヶ岳の夕景

先ずは、その水の水利権です。冬は細く流しっぱなしにしていても、夏は源流の配水を調整して勢いを増す水などは、標高1000㍍以下になると田圃の水として使っているケースが多くあります。八ヶ岳でこうした水は勝手に庭に引くことも出来ませんし、車を洗った水などが川に入ると後で農家の方に怒られる可能性もあります。先ずは不動産屋さんに水利権等の絡みのある水か確認しましょう。

八ヶ岳で”小川のある土地”の注意2、「クルミの木と伏流水」

水の近くに生息している”クルミの木”

八ヶ岳で次に、ご自分の土地を含めて沢クルミの木が自生していないか確認しましょう。クルミの木があると言う事は、その土地の下に石ころが多くガサゴソしていて伏流水が多く流れ込んでいる可能性があります。建築物の基礎に水が入り込んだり、湿気っぽい室内にしないためにも、暗渠排水等の工事も必要になる事もあるので、伏流水(地面の中を流れる水)について良く調べて下さい。

八ヶ岳で”小川のある土地”の注意3、「他にも注意小川からの水」

敷地内に流れる小川

勿論地面の上を流れる表流水にも注意をしましょう。地形を注意深く見ると毎年表流水が流れるルートが見えます。所謂水道(みずみち)と呼んでいる梅雨や台風などの雨の多い時だけ顔を出す水のルートを見分ける必要があります。表流水や伏流水の処理には何十万も掛かる事が多いので、土地のコストに加算して価格交渉に臨むべきですね。

それから近くに小川があるということは、ブヨなどの虫も多く発生するかも知れません。ネガティブな事ばかり申しあげましたが、八ヶ岳の我が家の土地境界には犬走りと呼ばれる、幅3-40㌢程の小川があります。年々減ってはいますが、暮らしの中で未だに夏に1-2匹の蛍が迷い込んできて、網戸で発光したり、ごくまれに家の中にまでフワーッと入って来てくれると、それだけで天国にいるような気分にさせてくれます。

第1回目は以上です。第2回目もお楽しみに!