外と中が一体化した家。八ヶ岳の自然を満喫する、半分「外」の生活。

この事例の特徴

  • お風呂
  • デッキ・テラス
  • 大開口
  • 暖炉
  • 眺望

抜群の眺望を最大限に活かすには

「こんな眺望の素晴らしい場所で、どのような暮らしと建築を実現したいか」。この見晴らし抜群の土地を見つけたあと、施主様とは「暮らしと建築」のコンセプト作りをご一緒させて頂きました。南に向かって傾斜が大きく、設計には課題もありますが、この傾斜を利用すれば抜群の眺望が実現できます。その眺望を主役に、暮らしのコンセプトをデザインする作業です。

家づくりには、暮らしのコンセプト作りが欠かせません。どのようなご趣味、趣向をお持ちなのか。お話を伺いながら、オルケアからもいろいろとアイデアをご提供させて頂きます。考察の材料として、例えばあるお客様の暮らしぶりであったり、お勧めしたい間取りや使って頂きたいパーツなどをご紹介させて頂きます。そうした議論が、少しずつ具体的な設計プランに落とし込まれていくのです。

コンセプトは、「外と一体型の暮らし」

話し合いの末にたどり着いたコンセプトは、「外と一体型の暮らし」。抜群の眺望を建築全体の中に取り入れつつ、「外」と「中」の垣根をなくし、いわば「半分外」の暮らしと建築を目指すことになりました。八ヶ岳の自然と空気を思う存分味わいながら生活してみたい。施主様の長年の夢でもありました。

外と中の中間のスペース

LDKの一部ではなく、2つめのLDKとしてウッドデッキ・テラスを設計

ウッドデッキは、リビングの延長としてではなく、「2つ目のリビング・ダイニング・キッチン」として設計しました。建材には、20-30年間は腐食の進みにくい「セランガンバツ」を利用しています。ここに置いたキャスター付きのテーブルには「囲炉裏」が組み込まれていて、ちょっとした焼き物を楽しめるようにしています。ウッドデッキに隣接した空間には、「外と中の中間」となるスペースが設置されました。

ウッドデッキに続く「外と中の中間」にある暖炉と流し

「外と中の中間」となるこの場所には、暖炉とかまど、流しを配置しています。このかまどと流しを使って調理をし、ウッドデッキで食事を楽しめるようにしました。

外との一体感を高めるために

「外と中が一体型した家」の中心であるこの暖炉のある場所は、南北の窓を開けっ放すことができるようにしました。春から夏にかけてはこの場所を解放し、まさに「外の一部」として活用できるように工夫しています。南側の窓には窓ガラスと網戸だけを設置し、外との一体感を感じられるようにしています。一方北側の窓には雨戸をつけているので、冬場は雨戸を閉めることで、南側からの光が家全体を暖めてくれます。冬には「中の一部」として機能するように設計されているのです。

この暖炉のある「外と中の中間」の場所と解放的なウッドデッキが、「半分そとの暮らし」を演出し、「外と一体型の家」が実現しました。

テラスの一部のような浴室

テラス側を全面ガラスにしたヒノキ造りの浴室は、ウッドデッキの一部のような感覚になりました。ここでお湯に浸かっていても、「半分そと」にいるような感覚を味わうことができます。

タイルも施主様が選んだ手作りのシャワールーム

室内のインテリアデザインにも、じっくりと時間をかけて検討しました。八ヶ岳の自然を満喫する、半分「外」の生活。施主様のアイデアと工夫が生んだ、外と中が一体化した家。オルケアの事例の中でも特に、生活スタイルや八ヶ岳の楽しみ方にこだわった、思い出深い家づくりでした。