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眺望抜群の田園地帯に建つ「への字の平屋の家」

富士山、南アルプス、八ヶ岳が見渡せる眺望

見渡す限りの大パノラマ、抜群の眺望

今回ご紹介させて頂く家は、北杜市の人気エリアである、八ヶ岳レインボーライン(標高950mの農道)に近い、田園地帯に建つ別荘です。敷地の南東に富士山、南西には南アルプス、北側には八ヶ岳が見渡せる、眺望がとても良い敷地です。「良い別荘・良い暮らしづくりは、良い土地選びから」。ご希望の暮らしや建築のあり方をヒアリングし、土地探しからご一緒させていただきました。

良い別荘・良い暮らしづくりは、良い土地選びから

候補地を絞って土地の情報を集め、気になる場所があれば施主様と一緒に現地を訪れました。少し時間はかかりましたが、ようやくご希望の場所を手に入れることが出来ました。

景色の変化を楽しめる、平屋・への字の構造

せっかく眺望の良い土地を手に入れたのだから、その景色は大切にしたいものです。しかし建築したあとになって、周囲に別の家が建ってしまい、眺めが悪くなってしまうという可能性もあります。そのため二階建てにするケースも多いのですが、幸いにもこの土地の南側は農地でした。事前に調査してみたところ、宅地への転用許可の下りる可能性が極めて低いエリアでした。

ダイニングルーム


家のどこからでも、素晴らしい景色が楽しめます

そこで、土地のメリットを生かして地に伏したような平屋で、且つ朝日から夕陽まで家の各部屋から表情の違う景色を楽しめるように、南東から西南西に解放される「への字=曲がり屋」を軸にしたプランにしました。既存の建物からのお互いの視線をかわすのも、「への字」は効果的でした。

への字構造の家


への字構造が、建築の中の視線や物の見え方に変化を加える

更に、奥様のご実家である京都の住宅に散見される、表通りから家の中を通るとそのまま裏通りへ抜けていくような懐かしい動線を取り入れようという事になり、南の玄関から北側に抜けていく土足の通路を作りました。
リビングから室内通路を下駄で渡るとお茶室を兼ねたゲストルームになるような遊びの感覚を取り入れた間取りです。勿論客間が独立しているので落ち着いてお泊まり頂けるとのお施主様の心遣いが背景にあります。

独立したお茶室を兼ねたゲストルーム。窓からの南アルプスの景色も素晴らしい。


水回りは、洗面台のダブルシンクや天窓から光の井戸のような採光計画としました。眺望を楽しむ南側の浴室から洗面脱衣室、ランドリールームを経て北側に将来設置予定の外風呂にたどり着くことが出来ます。

天窓からの採光にこだわった洗面室

抜群の眺望を生かし、生活の導線と景色の変化を楽しむ平屋の家。への字型のプランは、オルケアが得意とする手法のうちのひとつでもあります。