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車内での読書は、東京出張の楽しみのひとつ

東京出張は私にとっては楽しみな読書の時間となっている。日ごろ本を読むまとまった時間が取れないのだが、あずさに乗って新宿までの約2時間、往復4時間は読書にはもってこいのまとまった時間になる。

車内での読書は、東京出張の楽しみのひとつ

以前は分厚い小説を鞄に入れて、しかも欲張って2冊位入れていたが、最近は体力の衰えもあるのか、薄くて内容も軽めの物を選んでいる。

先週の出張時には池波正太郎の「男の作法」と「昔の味」の2冊にした。エッセイと言うのか、インタビューをまとめたものだが、小気味よい語り口で楽しい時間だった。

「男の作法」の初っ端には「鮨屋に行ったときはシャリなんて言わないで普通にゴハンと言えばいいんですよ。」と書いてあったり、半ばには「てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ。」だったりフムフム、クスクスの連続。電車の中で読む本としては最適である。特に帰りの車中では。

下りのあずさでオルケアのお客様と同じ車両になることが多いのだが、読書などと格好いいことを言っても、睡魔に襲われて、単行本片手に正体なく眠っていたら見て見ぬふりをしてください。