塗って持たせるのはナンセンス。最初から耐久力のあるデッキ用材を使うべき

更新日:2018年07月16日

この時季、デッキのリフォーム相談を良く戴きます。下見に伺って、驚くのは『いまだに、こんな材で作るのかなぁ…』と言うデッキばかりだと言うこと。
まぁ、80%が米松材でしょうか。もう、ガチガチに塗装がしてあって、何の樹かわかんないのもあります。(切れば一目瞭然ですが)
凄いのは、ガッツリ塗装で固めてあって、内部から腐っているデッキもあります。塗膜で持っている??と思うくらいです。

お話を伺うと、速いもので10年くらい。持っていても15年から18年程度です。決まって出てくる言葉が『あれだけ塗装してきたのに、持たないのよね…』。
いやいや、デッキは塗って持たせるものでは無いと思います。それでは無理があります。塗料は染みこむと言っても、本当に表層のこと。そんな都合の良いことにはいきません。
デッキは、屋外で使用に耐える材を使い、塗装はあくまでお化粧として、家との色合わせ等と考えた方が良いです。オルケア事務所の横には、小さな緑の小屋があります。この小屋の前のデッキは、既に10年選手。湿気が多く、草も生えやすい、悪条件下で使用していますが、まだまだ大丈夫。床板は無塗装です。

今まではWRC材という、米杉材とかウェスタンレッドシダー材という物をオルケアでは使ってきました。しかし、近年価格上昇が著しく、使いにくくなってきました。
変わって、使用が増えているのが、防虫防腐加工材です。国産杉や国産檜に、防虫防腐剤を加圧注入して、公共工事の基準で20年以上の使用に耐える様に加工された材です。デッキに使用する材料でしたら、ほぼ芯まで薬剤が浸透しています。ホームセンターで販売されている表面だけの加工材とは、規格が全く違う加工材です。以前は、WRC材より高かったので出番が少なかったのですが、近年のWRC材の高騰で価格が逆転していて、出番が増えています。
その上には、イペ・ジャラ・ウリン・セランガンバツなどに代表される南洋材がありますが、価格が高いこと、環境負荷の面であまりお奨めしていません。
同じ様な価格ですと、エステックウッドという、特殊加工材があります。薬剤処理に頼らない、天然材で初めて屋外使用で50年耐久規格をクリアした材料です。ヤマト運輸のクロノゲートや上野の国立科学博物館の屋上などに採用されています。私も自宅で使用中ですが、多少柔らかいので、重歩行では浮造りになりやすいですが、耐久性は抜群です。勿論無塗装で使用中。

この他、基礎との接触部に工夫をしたり、耐久性を高める細工はありますが、何より耐久性のある材料を使うのが重要です。
DIYでデッキを組まれる方へ、こういった材を仕入れることも可能です。是非、お気軽に御相談下さい。




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