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味激変 ゴードンジン

今日は、チョットだけマニアな話題です。カクテルでは、ポピュラーなベースとなるGINの代表銘柄である、ゴードンジンが、ボトル形状からラベルに至るまで一新しました。イギリスの常として、こういったパッケージ変更があったときは、味も変わります。どんな変化があるのかな??と思って、味・香りを見てみると、ビックリの大変化。

実は、ゴードンジン。イギリス国内向けと、輸出用で同じメーカーとは思えぬほど別のジンを出していました。その為、日本でも並行輸入されたイギリス国内向けのゴードンが僅かに流通しているほどです。サニーサイドカフェでも、ジントニック用に、そのイギリス国内向けも扱っています。日本で一般的に出回っているゴードンは、黄色いラベルで透明な瓶ですが、イギリス国内向けは緑のボトルで、白いラベルなんです。なので、良く『グリーンボトルのゴードン』と、日本では区別しています。到底、同じメーカーとは思えぬ程の違いです。
肝心の味ですが、輸出用は松ヤニっぽい香りが強く、カクテルベース向け。グリーンボトル(イギリス国内向け)は、針葉樹っぽい清涼感のある香りが強く、度数も37%と控えめ。ジントニック・ジンリッキー向けとも言えるような、繊細で使いづらいというバーテンダーが多い味わいです。

今回の輸出用の一新で、味が大幅にイギリス国内向けに近づきました。多少の違いはありますが、わざわざ仕入れるまでの差は無くなったかな…と思う程です。昔のゴードンジンで悪酔いした思い出の有る方は、今のうちに市場在庫のゴードンを買って置いた方が良いかもしれません。多少のリニューアルには慣れた物ですが、ここまでの一変は珍しいと思います。

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