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いよいよ始まる建物の外皮計算

オルケアでは既に10年近く前からやっていることなので、今更ですが、これからはオルケアだけで無く、業界内で全棟取り組まなくてはならなくなります。建物の断熱性能を計算し、数年前はQ値という数値にして、表現していましたが、現在は熱貫流値というUa値にして、建物の性能を数値にしなくてはならなくなります。今までは、曖昧な感覚で『ウチの家は暖かいですよぉ』とか、『昼間は暖房不要』等と言っていたのが、車と同じ様に性能数値で比較が出来る様になります。

この外皮計算、幾つかの計算方法があります。
本格的に多くの使用部材の性能を入力して算出する詳細計算。これが理想的なのは当然ですが、結構複雑で、設計士さんでも出来る方は限られています。オルケアでも算出出来る環境は出来ていますが、時間がかかるため、応分の費用を戴き、算出する様にしています。
もう一つは、簡易計算法というのがあり、政府の造ったソフトを使用して、おおよその計算をする方法があります。これなら、慣れた人なら20分程度、初めてでも小一時間有れば算出出来る方法があります。但し、詳細計算より性能が悪く出る様になっており、酷いときは20%位悪い方で出る事もあるようです。(良いときは数パーセントの誤差の時もあるようです)多くの工務店では、費用をかけずに直ぐ出せる、この方法を使う事が多くなりそうな感じです。この方法で出しても、性能保証などの取得は出来ますので、問題はありません。
もう一つ、仕様で出す方法がありますが、これは注文住宅では余り意味がありませんので、ここでは割愛します。

まだ、始まったばかりの制度で、未だ未だ熟れていない部分も散見されますが、建物性能を数値で評価する。やっと本来の姿になってきたと思います。オルケアの建物の性能の高さが、やっと比較出来るようになってきました。

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