お問い合わせ 事例紹介

サニーサイドカフェの生ビールがアップグレード

銘柄を変更したわけではありません。ただ、開業時から不満を持っていた生ビールの提供方法がやっと理想的に改善されました。13日から、新しいサーバーへ切り替わりました。

世間の生ビールの多くは瞬冷式という方法をとっています。サニーサイドカフェも、今までは、この方法を使用していました。樽が普通に室内においてあって、機械を通って冷やされて出てきます。

瞬冷式ビアサーバー

よく見かけるヤツです。多分、日本の樽生サーバーでは90%以上がこのタイプです。サニーサイドカフェでは、これからカウンター上のネック型タワーサーバーに接続して使っていました。
実はこのタイプ、生ビールとしては『芳しい出し方ではない』のです。なぜなら、樽は常温です。温度変化を嫌うビールにとっては良いわけがありません。工場出荷段階では冷えた樽は流通段階も冷えています。(小淵沢の某ホテルは真夏でもトラックの荷台に晒されて、完璧に暖まった状態で八王子か甲府から納品されているのを見ましたが、これは論外の例外です。そんな流通からは買いません)店に納品されるまでは理想的状態を保っているのに、店では常温になってしまうのです…非常に残念です。冷えたビールを温めてしまうと、苦みがキツくなるとか、角が立つと言われますが、普通に行われてしまっている状態です。だいたい、生ビールを常温でおいておくこと自体、良い訳が無いです。
なぜ、このタイプが普及しているかというと、コンパクトなんです。メーカーは利ざやの大きい樽生を売りたい…コンパクトな機械で、多くの店に売り込みたい…其処から生まれたビールサーバーなのです。

今回、13日より稼働開始したサニーサイドカフェのビールサーバーは『樽冷式』と言う物となります。

樽冷式サーバー外観

樽冷式サーバー内部

樽生が2本、樽ごとガッチリ冷やされています。
しかーし、なんとデカい機械でしょうかね。これでも、一番小さい樽7Lが2本しか入りません。仕方ないので、別の冷蔵庫にストックを冷やす必要があります。
このサーバーとなって、やっと樽を常温にすること無く、理想的環境で提供することが出来る様になりました。北杜市内では数えるほどしか無い樽冷式。ハートランドビールでは、唯一の提供となります。おおよそ3年越しの導入となりましたが、本格夏シーズンに間に合って良かったです。是非、違いを味わって戴ければと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です